★第10回勉強会「職務形態別賃金体系」

今回の静岡人事労務勉強会は、私が講師を務めさせていただきました。
前回(第4回)に引き続き賃金を取り上げましたが、今回は「賃金体系」にスポットを当て、賃金(設計)を大枠で捉えてみました。

全体の流れは、まず賃金の歴史を簡単に振り返り、今後のあるべき考え方の1つ、職務形態別賃金体系を紹介。
続いてモデルケースを元に各自賃金設計をしてもらい、発表、比較し意見交換。
最後に私の設計例をご説明しつつ、全体をまとめて終了、という感じでした。

今回の目玉は、何と言っても「賃金パネル」を用いた賃金設計。
パネルは大きく3種類あり、組み合わせで自由に制度設計が可能です。マグネットになっていて、ミニホワイトボードにペタペタくっつけたり外したり。

私の創意工夫と労力、そしてちょっぴりのコストを投入した、気合の入ったお手製ツールです。(独立後を考えて思わず力入っちゃいました…)

最初は皆さん戸惑っていた様子でしたが、次第にコツが分かってくると自由な発想でいろんな賃金や意見が飛び出してきました。
「事務職も今や時間で成果を計る時代なので、単一職務給+洗い替え業績給」(働き手に厳しい!)
「資格が高いだけの高給取り対策として、洗い替え範囲職務給」(ん~斬新!)
「コンサル営業は能力ありきだから、最低保障付きの洗い替え業績給のみ」(人材育成が気になりますがシンプル!)

「査定内容により、業績給+習熟給の成果給2段構え」(もう人事考課の域です)
「社労士事務所の事務職は、担当顧客数で業績給が可能」(これ採用!)
さすが皆さん、実務経験者だけあって面白いアイデアが次々と。
私もいろいろと参考になりました。

終了後、率直な感想を伺うと、「面白かった」「広がりを感じる」「考え過ぎてまとまらない」「基本が分かった」等、上々でした。(皆さん、気を遣っていただいたのでしょうが…)
あと「教育用キットとして売れば?」も(笑)

今回の私のねらいは、「パズル感覚で楽しく賃金設計してもらい、それを通じて賃金の奥深さ(机上論と実務のギャップ、能力給や職務給の特性、人事制度との関係等)に気付いてもらう」ということでした。
講師として反省すべき点はちょこちょこありましたが、参加されたメンバーの皆さんが、少しでも何かしらの「気付き」や「発見」をしていただけたのならば大変嬉しい限りです!

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