★第11回勉強会「改正派遣法」

今回の静岡人事労務勉強会は、Sさんに講師を務めていただきました。
テーマは、以前から何かと話題になっている派遣法。非常に考えさせられる内容でした考えてる顔

企業は、国の規制緩和をいいことに派遣労働者を都合よく扱ってきた経過が確かにあります。いわゆる、派遣切りや偽装請負、クーリング期間等の問題です。
一方、労働者は労働者で常用雇用が厳しい中、派遣から抜け出せない現実があります…
少子化、新卒就職難、そして派遣問題。これらはもはや対岸の火事ではないですね。日本の将来全体に関わってくる大きな大きな社会問題ですげっそり

そんな中、国は緩めた蛇口をまた締め付けています。派遣期間に制限のない専門26業務の規制強化です。
「付随的業務は10%以下ならOK」って。一体誰が測る?全く非実務的です。
「高度の専門的知識等が必要なファイリング業務ならOK」って。一体何のことやら?
いいことなのかそうでないのか、正直よく分かりません…

そしてこの締め付けで、企業や派遣会社は新たな方針を余儀なくされています。
派遣から請負への移行です。実は私の会社も1年ほど前に工場派遣労働者を全て請負(派遣)会社へ移しました。
請け負った派遣会社も大変です。労災のリスクも請け負うことになります。

さて、そんな派遣法がより規制強化(改正)されようとしています。
まず「製造業への原則派遣禁止」。原則直接雇用しなさいということです。今、製造業は円高の影響で海外へシフトしていますが、ますます加速させることになるでしょう。
次に「登録型派遣の禁止(26業務以外)」。26業務以外は常用型派遣として、派遣会社が面倒みなさいということです。体力のない派遣会社は淘汰されていくでしょう。
これって結果、派遣労働者の就業の機会が減ってしまうのでは?
本当に改正目的である「派遣労働者の保護、雇用の安定」になるのでしょうか…?がまん顔

最近の製造業派遣労働者へのアンケートでも反対が過半数を占めています。
「禁止しても正社員等の雇用機会は増えない」「自分が派遣で働けなくなる」との理由です。
今年は派遣村を設置しないという話も耳にします。

派遣って善?悪?、改正法って善?悪?
実に考えさせられる、深~い内容の勉強会でした。

PS
お陰様でこの勉強会も発足してから何とか1年経ちました。メンバー皆さんに感謝しますexclamation ×2
まだまだ課題はありますが、これからもよろしくお願いします手(グー)

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