今回の静岡人事労務勉強会は「外国人(技能実習生)と障害者雇用」。今年の7月に法改正がありました。
改正前は、技能実習生は入国後1年経過するまでは雇用関係(労基法の適用)がなく、企業は低賃金で働かせていた、という問題がありました。(容易に想定できましたが…)
今回の改正ではここが一新され、原則入国後二ヶ月経過すれば雇用関係が発生する、というものへ。
私の住む静岡市でも、外国人労働者は増えている印象です。スーパーやコンビニのレジ、居酒屋スタッフ等。
彼らは、一概には言えませんが技能実習生の可能性もありますね。企業は少しでもコストを抑えたいですから。
しかし今回の改正で、今後、外国人労働者(技能実習生)が減ってしまうかもしれませんね。
障害者雇用も今や社会問題です。
法定雇用率1.8%に満たない場合のペナルティの適用拡大と、障害者数のカウント変更が主な改正点。
二か月ほど前ですが、法政大学の坂本光司教授の「弱者にやさしい会社の話」という本の出版記念講演を聴く機会がありました。
http://www.at-s.com/bin/even/EVEN0030.asp?event_no_i=K533058794
障害者の雇用促進に努め、かつ業績が伸びている企業を紹介されたのですが、本当に頭が下がる思いでしたよ。
教授の話の中で「人が幸せを感じるのは誰かの役に立つことであり、それは働くこと以外にない。障害者も誰かの役に立ちたい、働く機会を欲している」という言葉は印象に残りました。
今回の法改正で、企業負担は増えるかもしれませんが、障害者の方が少しでも幸せを感じる機会が増えるといいですね。そんなことを感じた勉強会でした!
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